A U R I C U L A S

代表的な品種
 

 日本で栽培されている正統的で代表的なオウリキュラの品種は、まだ少く、普及はこれからだが、ボーダー以外の栽培が難しい系統も、冷涼な北国ならば普及が期待できる。ただし名のある品種は増殖が株分けだけなので、普及には歳月が必要だろう。

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Primulas, Auriculas, Alpines and Shows のページからすばらしい銘品の花の一覧が見られます。
 
 
【ショウ】 セルフ単色)は個性的な色で分類。割合に強健。
エッジ系は白や緑の縁取りが入る。
ファンシイ系は覆輪
ストライプ系は筋や絞り模様花。
◆ショーセルフ
(単色)
サンスター (Sunstar)  明黄色で作りやすいイエローセルフ。
ムーングロー (Moonglow) 透明感のある象牙色。イエローセルフ。
チェリー (Cherry) 古典的で端正な花形、花色もよいレッドセルフ。
ギザブルーン (Gizabroon)  茎葉に特に粉が多く、花の濃赤色との対比が鮮明なレッドセルフ。
リッチ (Lich) 青味の抜けた他に類のない赤色、大輪で個性的だが作りにくい。
コルチナ (Cortina) 赤花の作りやすい品種。レッドセルフ。
ミューレイ (Murray) 上品な色彩のレッドセルフ。草姿も花も端静。
ミカド (Mikado) 濃い褐色を帯びた黒に近い燕脂色。やや大柄。ダークセルフ。
コンセット (Conset) 小柄なダークセルフで、花形良く整い、色彩も濃く美しいが、やや弱いのが欠点。
レムス (Remus) 割合に作りやすいブルーセルフ。多花性で大輪。
パープルクイーン
(Purple Queen)
繻子光沢の美しい青紫花。ブルーセルフ
◆ショウーエッジ
ビーチェン・グリーン
('Beechen Green')
ショウエッジ系統の有名なグリーンエッジ。華やかさとは無縁だが、非常に味わい深い。この系統は高温多湿の日本ではすべて作りにくい。
クロエ (Chloe)  グリーンエッジの有名花。
スバープ (Superb) やや作りやすいグリーンエッジ。大きく美しい緑のエッジで知られている。 
グリーン・ジャケット
(Green jacket) 
花は貧弱だが例外的に強健なグリーンエッジ。
ヨークシャー・グレイ
(Yorkshire grey)
やや大柄。花上がり良いグレイエッジ。
スリオック (Slioch)  グレイホワイトエッジ
メデューサ (Medusa) グレイホワイトエッジ
マーガレット・マーチィン
(Margaret Martin)
端正な大輪花で、評価の高いグレイエッジ。
ラブバード (Lovebird) 端正な花形が好まれるグレイエッジ。
C.G.ヘイソン 
(C.G.Hayson)
ホワイトエッジの古い名花。
◆ショウファンシィ
スイート・パスチャーズ
(Sweet Pastures) 
ファンシイ系の有名な品種。緑と黄色の対比に加え、更に縁辺を白粉で飾る。個性的で端正な美しさは、オーリキュラ400年の歴史の結晶ともいえる。比較的に作りやすいとされるものの、日本では作りにくい。
ロルツ (Rolts) 花色は赤でグリーンの覆輪(エッジ)花。
トスカ (Tosca)  グリーン覆輪の赤花。
クルニィー (Clunie)  グリーン覆輪で、赤色がストライプ模様で入る。不思議な雰囲気。
ラジャー (Rajah) 緑と赤の際立った配色のファンシイ。この類の中では古い品種でやや赤色が不鮮明、花期が短い。
【ダブル】 近年の品種はスタンダード系が多い。クラシック系はやや弁数少なく、
肥培の程度により半八重になることもあるが総じて強健。
カメロット(Camelot)  非常に花弁数が多く、黒に近い花色が好まれて、八重咲き品種の中では良く普及している。育てやすい。
ダブラー (Doublure) 黒に近い紫色のダブルで、上種に似る。
キャサリン (Catherine) 明るいライムイエローで作りやすい。
マリゴールド (Marigold) マリゴールドに良く似たダブル。濃いからし色の波状弁で花弁数が多い。
ムーンチャイルド(Moon Child) 青味の抜けた他に類のない赤色、大輪で個性的だが作りにくい。
スパンハニー(Span Honey) 黄緑ダブル
ノーザンドリーム
(Northern dreams)
花色が古代紫のクラシック・ダブル。花形も魅力的。
カメロット(Camelot) 花色は黒に近い暗褐色、非常に弁数の多い八重咲き。
スザンナ(Susannah) ラヴェンダー味を帯びたピンクのダブル。八重では珍しいピンク色。花上がり良い。
カラコ・ウォーカー
(karako Walker)
咲き出しピンクでしだいに橙色に変化する。端正な花容のダブル。
【ストライプド】 黒に近い濃紫に白い粉のストライプ。茎葉に粉も多い。
アルンデル ストライプ
(Arundel Stripe)
赤褐色に白のストライプ
ミセス・D.G.シップストン
(Mrs. D. C. Shipston)
黒に近い紫色のダブルで、上種に似る。
【アルパイン】 華やかさもあり、ボーダーの次に強健。
アップルクロス(Applecross)  基部(マージン)が黒赤色で、非常に目立つ深い濃赤色のゴールドセンター。丈夫な品種。
ジェニー(Jenny) 黒味を感じる濃赤色・濃黄色の目で非常に目立つ。大輪花のゴールドセンター。
サンドウッド・ベイ
(Sandwood Bay)
前種の兄弟品種で基部は黒赤、更にダークな濃赤色花で、やはりビロード光沢のゴールドセンター。
テッド・ロバーツ
(Ted Roberts)
ダークな赤のゴールドセンター。濃緑の締まった葉も良い。
アンドレア・ジュリー
(Andrea Julie)
渋味のある濃赤のライトセンター。
フォレスター(Forester) 明るいオレンジ色の大輪のゴールドセンター。強健。
シリウス(Sirius)  開花時の温度で多様に変化する橙褐色系の個性的な花。アウターマージンはくすんだ紫で、交配親としても貴重。最新品種のゴールドセンター。強健。
ロウエナ(Rowena) 明るい紫ピンクで大輪。多花性で強健。ライトセンター。
マーク(Mark) わずかに赤を含む紫ピンク。アウターマージンと外側の濃淡の差が顕著で美しい。端正なライトセンター。
アーガス(Argus) 1887年作出でアルパインでは最古の品種、深い紅紫色のライトセンター。強健。
ビアトリース(Beatrice) 青みの強い濃紫で基部は黒紫。目はクリームで美しい。アルパインライトセンター
ピピン(Pippin)   大輪のクリムソンレッド/ライトセンター
ウィニフレッド(Winifred) 黒味を帯びたダークな赤で美しい。ゴールドセンター
ベルディー(Verdi)  濃褐色で外側に淡い色のエッジ/ゴールドセンター
ミッドナイト・マジック
(Midnight magic)
深い濃紫色で咲き始めに青みを帯びるライトセンターの新品種。
フランク・クロスランド
(Frank Croslan)
明青紫でアウターマージンが濃色のライトセンター。
ヴァレリイ(Valerie) 明るいパープルのライトセンター。
C.W.ニーダム(C.W.Needham) 濃く深い紫のライトセンター。非常に強健。
ドンハード(Donhead) 赤味がかる藤色。端正な花形のライトセンター。草姿も良い。
【ボーダー】 ガーデンオウリキュラの系統で、古くから伝わる品種もあるが、名のある品種はさほど多くはない。無名の実生個体が無数に栽培され、もっとも普及する系統だが、日本ではオウリキュラの条件から外れたプベスケンス的なものも、多く見かける。個体差はあるものの、この系統は概ね強健で、入門向き。
ロイヤルベルベット(Royal velvet) 強健品種。花はビロード光沢の赤紫で白目、葉は粉白。
パラダイス・イエロー
(Paradice yellow)
原種アウリクラの花に近く強健だが、やや平凡な感じの濃黄色花。
オズボーングリーン
(Osbourne Green)
花は紫で、緑色が入る。アイルランドの庭園で200年以上生き続け、半世紀年前に再発見された伝説的品種。
オールド・アイリッシュブルー
(Old Irish Blue) 
透明感のあるブルーで、ややフリル状の花弁が美しい。古くからよく知られた種だが、本物は意外少ない。