
この年代は自分および、現存する親族の調査です。自分の家族や親戚のことですから、可能も不可能もありません。それならば、この年代を素通りしていいのかというと、そうはなりません。
まずは自分の存在確認をすることから始まります。現代社会の中で、自分という存在が置かれている立場を人の血縁的、姻戚関係から確認し、どのような親族関係の広がりがあるのかを知ります。そして、その先祖はどういった系譜をたどったのかを知ることによって、ひるがえって自分はなぜこの世に生を受けて、そして何を成していくのか、子孫に何を残せるのか、伝えていくのかというように、すべては自己の確立から始まります。
資料的価値としてもこれは重要で、先祖にさかのぼっていくときのいわば土台部分にあたります。また、後世の子孫にとってそれは大切な資料になるでしょう。
家系の記録がもっとも豊富に残っているのは、実はその家系自身です。公になっている資料を探るのは次善の策に過ぎません。家系の記録は子孫に伝えてこそ価値のあるものであり、史実上の重要性のあるなしとは無関係のものなのです。