
家系調査の柱となるのは戸籍調査です。戸籍といっても一種類だけではありません。近代の戸籍だけでも、戸籍謄本、戸籍抄本、除籍謄本、改正原戸籍、壬申戸籍などの種類があります。
戸籍謄本
現在使われている戸籍です。世帯主をはじめ、その家族の名前、現住所、本籍所在地、出生年月日、結婚前に入っていた戸籍とその世帯主などが書かれています。家系調査の基本資料となります。
戸籍抄本
申請書本人の現住所、本籍所在地などが書かれています。申請者本人の情報だけしかないので系統がわかりません。家系調査には不向きです。
除籍謄本
結婚するか亡くなるなどして、戸籍謄本に書かれている人物のすべてが籍から抜けると、除籍謄本という扱いになります。除籍謄本は法律で保管限度年が八十年と決まっています。それを過ぎると廃棄されてしまうので、いち早く取り寄せたほうがいいでしょう。なお、除籍にも謄本と抄本があります。もちろん、取り寄せるのは家族の情報がわかる謄本です。
改正原戸籍
昭和三十年に戸籍が改定されるまでに使用されていた戸籍です。家制度を踏襲したもので、家族だけでなく戸主中心とした数代にわたる一族の名前や生年月日などが書かれています。一つの戸籍に、祖父の代から孫の代まで、さらには兄弟の家族まで記載されていますので、家系調査にはまたとないうってつけの資料です。
壬申戸籍
明治八年にはじめて戸籍法が発布されたときに作成された戸籍です。身分制度の影響を色濃く残していることから、差別問題につながるとして現在では封印され、一般にはみることができません。
これら以外にもまだ戸籍はありますが、とりあえずここではこれらだけにしておきます。