Equipments - Cymbal - SABIAN

 

SABIAN

僕が初めて自分のドラムキットを購入した頃、82'頃だったと思いますが、Paerlのカタログに新しいシンバルメーカーが登場しました。それがSABIANでした。Zildjianの系譜を受け継ぎ、カナダZildjianが転じてSABIANになった、ということだったと思います。今にして思えば、この頃のHHを買い込んでおけば、ZildjianカナダK直系のシンバルを持つことが出来ていたんですねぇ・・・。残念! ZildjianがA.ZildjianとK.Zildjianに二分化されていたのと同様、SABIANもAAシリーズとHHシリーズに二分化されての登場でした。その5-6年後、僕は本格的にSABIANを使い始めることになります。Ride、Crashと順々に使ってきました。その中にはHH18"heavy RideやAA13"Regular Hi-Hatといった、いずれも既に手放してしまいましたが、ちょっと変わり種のシンバルが含まれていました。その後AAシリーズを中心にラインナップを揃え、さらに現在ではAAXがお気に入りです。Zildjianから派生しながら、さらにポップなテイストが加わり、守備範囲の広いシンバルだと思います。ハイ成分の伸びがよく、きらめきのあるサウンドはZildjianのそれとは味わいが違います。聞いた話では、原材料となっているカナダ銅は、形成する前のインゴットの段階で叩いても、ハイ成分が伸びるそうです。そのため、叩いて伸ばしてシンバルの形に形成する過程でも、そのハイ成分がなくなり切らず、独特のサウンドキャラクターに寄与しているのだとか。僕の中では、極めてオーソドックス、安心できるニュー・スタンダード・シンバルです。ただ、ハイ成分に特徴がある故か、音のへたりが始まると、それが雪崩式に加速されるような気もしています。「枯れる」、のでは無く、「くたびれる」、という感じがしてしまうのですが、それが「味」になっていると思います。僕自身の耳も加齢と共に好みが変化しているので、それがマイナス要因になっている訳では無く、ドライな感じに聴こえてきている、ということなんですね。

SABIANのシンバルは、そのスタンプの形状から、ある程度年代を推し量ることが出来ます。ただ、以下の仕分けには間違いがあるかもしれません。悪しからずです。間違いがあった場合、ご指摘願えると助かります。

また、HHシリーズは、基本的に背面のカップ部分に職人のサインが入っているのですが、それが入っていないモノも見受けられます。これが最初から無かったのか、なんらかの経緯で消えてしまったのか。僕には詳しいトコロは判りませんが・・・。

1st Gen.(1982年から1985年頃)
HH/ シンバルは裏面だけにシンボルスタンプ有り。ハイハットは表面だけにシンボルスタンプ有り。シンバル裏面とハイハット表面のシンボルスタンプは小型のもので、シンボルの脇に「HH」の文字有り。シンバル商品名スタンプのフォントはカナダK.のものと同一、イタリック文字。ハイハットは「Hi-Hats」一種のみ。
AA/ シンバル表面にシンボルスタンプ無し。ハイハットは表面だけシンボルスタンプ有り。シンバル裏面のシンボルスタンプは小型のもの。シンバル商品名のスタンプはホロウタイプ。

2nd Gen.(1986年から1989年頃)
HH/ ハイハットは表面だけに、シンバルは表裏両面に大型シンボルスタンプ有り。シンボルの脇に「HH」の文字有り。1st Gen.のシンボルスタンプを大型化させた、という感じ。シンバル裏面のシンボルスタンプは表と同一。一部スタンプはロゴのみで同芯半円のシンボル無しのタイプも有り。シンバル商品名スタンプのフォントはカナダK.のものと同一、イタリック文字。ハイハットは「Hi-Hats」一種のみ。個人的に所有している2枚のシンバルにはカップ裏のサインがありません。これは元々からそうなのか、それともたまたま消えてしまったのか?
AA/ シンバル表面に大型シンボルスタンプ有り。裏面のシンボルスタンプは表と同一。一部背面シンボルスタンプが小型の場合あり。シンバル商品名のスタンプはホロウタイプ。

3rd Gen.(1989年頃から1996年頃)
HH/ シンバル表面に大型シンボルスタンプ有り。シンボル脇の「HH」文字は無くなる。裏面のシンボルスタンプは表と同一。シンバル商品名スタンプのフォントが変わり、商品名の直前に「HH」の表記。ハイハットは「Hi-Hats」と「FUSION HTS」の二種。90年からは「Hi-Hats」が「REG HATS」に名称変更。後に「ROCK HATS」も加わる。
AA/ シンバル表面に大型シンボルスタンプ有り。シンバル商品名スタンプのフォントが変わり、商品名の直前に「AA」の表記。

4th Gen.(1996年頃から2001年頃)
HH/ シンバル表面に大型シンボルスタンプ有り。裏面のシンボルスタンプは表と同一。商品名スタンプが小さくなり、これとは別ラインに、「Hand Hammered」の大スタンプ。ハイハットには「DARK HATS」が加わり、「REG HATS」が「REGULAR HATS」に名称変更。
AA/ 3rd Gen.と同一。

5th Gen.(2001年頃から2009年頃)
HH/ 4th Gen.と同一。
AA/ シンバル表面に大型シンボルスタンプ有り。商品名スタンプが小さくなり、これとは別ラインに、大きく「AA」のスタンプあり。

6th Gen.(2010年頃から)
HH/ 「Hand Hammered」の大スタンプは「HH」の大スタンプに変更。「REGULAR HATS」が「MEDIUM HATS」に名称変更。
AA/ 5th Gen.と同一。


ということで、僕が持っているSABIANは、AAに関しては殆どが3rd Gen.、AA Splashだけ2nd Gen.。HHに関しては1st Gen.と4th Gen.、5th Gen.が一枚ずつ、2nd Gen.と3rd Gen.が二枚、また、Jack Dejhonette Encore Rideは2000年代初頭のモノ。AAXは90年代初頭(AAX初代?)のモノ、HHXは2000年代中盤のモノ、という状況のようです。
 
  • Pearl WILD900: 10"China Splash
  • いきなりの番外編です。このシンバルはPearlが80年代にリリースしていたWILD900というシンバルの中の一枚、10"China Splashです。Splashをそっくり返したようなフォルムで、これがいい音するんです。他のシンバルでは絶対に出せないような音ですね。チープ加減が抜群です。このシンバルは後に「SABIAN WILD900 China Splash」に進化するのですが、僕はどうもPearl WILD900の音の方が好きですね。「コワーン」とも「チョワーン」とも「シャキーン」ともつかないサウンドで、その存在感は圧倒的です。
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    2006.10.30記
 
  • SABIAN WILD900: 10"China Splash
  • 上記のPearl WILD900が、SABIAN傘下に入り、SABIANブランドでリリースされた10"China Splashです。見た目も随分変わりました。Pearl時代はくすんだ色でしたが、SABIANになって、Brilliant Finishになったのでしょうか、ピカピカですね。写真にも撮影時の周りの色が移り込んでしまいました。さて、Brilliant Finishですが・・・。これが音色に影響を与えたのでしょうか。良い意味でのチープさを持っていたPearl WILD900でしたが、その部分が一掃された感じがします。金属製品の音色としては完成の域に近付き、いわゆるChinaシンバル的要素が多くなりました。その分、独特なカラーが薄まってしまったのは残念です。そうは言っても、その存在感はやっぱり異色ですね。現在はAAシリーズ、B8シリーズの中に、このChina Splashの名前を見ることが出来ますが、さて、音色はどう変化したのでしょうか。僕はまだ聴いたことが無いのですが・・。
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    2006.10.30記
 
  • AA: 10"Splash
  • 極めてオーソドックスな10"Splashです。妙な表現になってしまいますが、普通の10"Splashです。うーん、他に言いようがありません。ひょっとするとZildjianより若干厚みがあるかもしれません。ヒットした時の感触として、Zildjianの方がより薄い感じがしますので。プリントされているロゴを見るとホロウロゴになっているので、これは80年代中期くらいのモデルではないでしょうか。日本に輸入され始めた頃のモノだと思います。
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    2006.11.2記
 
  • AA: 16"Thin Crash
  • 所有しているSABIANの中では最古参の部類に入るシンバルですね。反応が素早くてシャープ、そして明るい音色を持っています。Zildjianのそれと比べると、音の飛び方や伸び方に強い指向性を感じますね。直線的とでも言えばいいのでしょうか。使いやすいシンバルだと思います。SABIAN AAの中ではスタンダードなCrashシンバルではないでしょうか。
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    2006.12.11記
 
  • AA: 16"Crash Ride/Brilliant Finish
  • ZildjianのCrash Ride同様、厚めのCrashとして使っています。また、軽いタッチでシンバルをプレイする時やブラシスティックを使う時は、CrashサウンドとRideサウンドが混ざったような、ちょっと想像力をかき立てられる音色を持っています。上記のAA Thin CrashやAAX Sutdio Crash等と一緒に使う、というやり方が多くなりますね。
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    2007.01.09記
 
  • AA: 16"Bright Crash/Brilliant Finish
  • ブリリアントフィニッシュの16"Bright Crashです。僕の中ではThin Crashがスタンダードなのですが、それと比べるとやはり明るくパンチのある音です。シンバル自体の厚みもあるようです。キレ自体も悪くは無いのですが、薄刃のキレでは無く、例えば斧や鉈などのキレだと思います。ヒットした時に「コツン」という感触があります。それが気になるかどうかは、個人の好みということになろうかと思います。パワーヒッターにはうってつけかもしれませんね。
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    2007.04.05記
 
  • AA: 16"Sound Control Crash/Brilliant Finish
  • 16"Sound Control Crash、ブリリアントフィニッシュです。このSound Control Crashは極めて特殊なサウンドを持っています。Flonged-edgeといって、シンバルのエッジ部分がほんのちょっと水平になっています。右端の写真だと判りやすいかもしれません。このエッジのおかげで、音が「ギューン」という感じにうねるんですね。なんだかマンガのオノマトベみたいですが、本当に「ギューン」って聴こえるんです。あれ、僕だけかな・・・。その上センシティブで、スティックのタッチに対して敏感という感じがしますね。ちょっと癖のある音色ですが、普通のCrashとは一味違うアクセントを演出できますね。
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    2007.04.07記
 
  • AA: 17"Medium Thin Crash/Brilliant Finish
  • 17"というサイズがどうも気になりまして・・・。Zildjianでも17"を持っているので、SABIANでも手に入れました。いわゆるサスペンドシンバルとしても使いやすいだろうという理由で、Medium Thin Crashを選んだ、というわけです。Brilliant Finishなので、多少響きが重くなっていますね。きらめきとか軽やかさという点ではNormal Finishで良かったかな、とも思いますが、その重さも状況次第では悪くはありませんね。
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    2007.06.08記
 
  • AA: 18"Elsabor/Brilliant Finish
  • 18"Elsabor、これはいいシンバルですね。Beatles的Rideとしても、ダークで重いCrashとしても、拡がりのあるサスペンドシンバルとしても、全てにおいてハイスコアをマークしています。カップもいい音しています。Rideとしても使い勝手がよいし、クラッシュとしても低いピッチながら充分過ぎるサウンドを持っています。トータルバランスが良いんですね。SABIANの中で、どれか一枚だけ使う、となったら、断然これですね。他のどのシンバルグループにも属さないのですが、この存在感は凄いと思います。使い勝手の良い、お勧めの一枚ですね。密かにRingo Rideと呼んだりしています。Ringoは勿論Ringo Starrです。
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    2010.10.12追記
 
  • AA: 18"Fast Chinese/Brilliant Finish
  • 後述の20"Chaineseとは明らかに違うシェイプを持っていますね。そのためか、アタック感が強く、ディケイも速いようです。音色も明るく、音のベクトルはどう見ても上向きです。それだけに不用意に叩くとサウンドがきつくなるきらいがあるようです。スティックがシンバルに当たった時の、手に感じるアタック感もしっかりしていますし、ちょっと「コーン」と鳴るサウンドは、あくまでChineseですね。
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    2007.07.11記
 
  • AA: 18"Orchestral Suspended
  • このシンバルはクラッシック用にプロデュースされているモノなのでしょうか、Orchestral Suspendedという名前が付いています。Thin Crashと変わらないようにも思いますが。いずれにせよ扱い易いシンバルです。オーケストラをはじめとしてクラシカルな現場は勿論、パーカッション使いとしても過不足無し、といったところです。ダイナミックレンジもシームレスなカーブを描きつつ広いですし、音色も明るいし、文句の付け所が無いですね。
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    2007.07.19記
 
  • AA: 20"Chainese/Brilliant Finish
  • 20"Chainese、ブリリアントフィニッシュです。このChaineseはSABIANのAAシリーズではスタンダードな位置付けになっていると思います。ノイジーさとインパクトと音の深みとアタック、全てがバランスよくブレンドされています。ZildjianのSwishとPaisteのChina Typeの中間に位置しているのかな、と感じますね。正直言えば、この表現が当を得ているかどうか判りませんが、僕にとっては極めて正直なChaineseタイプのシンバルですね。
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    2007.08.27記
 
  • AA: 14"Regular Hats/Brilliant Finish
  • 14"ですから、Regular Hatsですから、スタンダードなHi-Hatですね。ただ、Brilliant Finishなので、最初からどこか落ち着いたサウンドだったと思います。レスポンスも悪くないし、タッチへの反応も素早いと思います。今では程良くこなれてきて、ポップな現場で安心して使えるHi-Hatになりました。
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    2007.10.16記
 
  • AAX: 12"Splash/Brilliant Finish
  • AAXシリーズはAAシリーズと同じキャストブロンズを素材としながらも、革新的なハンマリング・テクノロジー (Auto-Focus Response)を採用することにより、倍音がコントロールされ、バランスの良いサウンドを生み出すシンバルシリーズです。このSplashは12"です。これ、他の12"Splashと組み合わせてHi-Hatにしても物凄くいいんですよね。ちょっとVintage Cymbalが持っているテイストを感じます。
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    2007.10.24記
 
  • AAX: 16"Studio Crash/Brilliant Finish
  • AAXシリーズはその中で、大まかにMETAL、STAGE、STUDIOという3つのシリーズに細分化されています。この16"CrashはSTUDIOシリーズのモノです。サウンド、レスポンス、ダイナミクス、サスティーン、全てにおいて物凄く完成度の高いシンバルだと思っています。とにかくどんなに叩いてもうるさくないんです。音が割れることは無いし。僕はちょっと遠くから鳴っているようなCrashサウンドが好きなのですが、この16"Studio Crashはそんな音を持っています。ダイナミクスを変化させてもシンバルトーンが変わらないというのも素晴らしいトコロですね。
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    2007.12.18記
 
  • AAX: 20"Studio Ride/Brilliant Finish
  • このRideもSTUDIOシリーズです。このシンバル、手に入れた頃は扱いきれませんでした。当時の僕にとってはレスポンスが良すぎたんですね。ところが僕も歳をとり、スティッキングの改造なんぞに取り組んだところ、このRide、思いの外心地よいシンバルだということに気付きました。サスティーンが気持ちよく拡がってゆきますが、決してうるさくないんですね。かと言ってダークでも無いんです。ちょっと不思議なサウンドですが、そこがいいんですね。スティックのピングからほんのちょっと遅れて響きがわき上がってくる、という感じがします。
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    2007.12.25記
 
  • AAX: 13"Studio Hats/Brilliant Finish
  • 13"のHi-Hatは、これが最初の楽器ではありません。今は持っていませんが、以前、AAの13"Regular Hatsを持っていました。でも、どうも相性が悪くて・・・。1"小さくなるだけで、こんなに融通の利かないサウンドになるのか、という印象でした。ところがこの13"Studio Hatsはその印象を相当、軽減してくれたシンバルです。素材自体に柔軟性があるのでしょうか、サウンドも程良く柔らかく、それでいて立つべき部分はちゃんと立ってくれる。確かにフットハイハットのオープン奏法などでは表現力が14"より劣るとは思いますが、それでもこの13"Studio Hatsが持つサウンドの心地よさは、代え難いものがあります。お気に入りの一枚です。
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    2008.05.23記
 
  • HH: 16"Orchestral Suspended
  • 上記AA18"Orchestral Suspendedと同じ頃に手に入れたシンバルです。HHのサウンド特性でしょうか、16"なのにダークな印象です。マレットでロールしてやっても、音の拡がり方も控えめな感じです。そこで最近は、JAZZの仕事やアコースティックな現場などで、普通にCrashの一種として使っています。オーバーサウンドにならないので、有る程度のパワーをかけて叩いてやっても、程良くまとまってくれます。遠くから鳴りが回り込んでくる感じがします。こうしたサウンドはある程度大きなサイズのシンバルでないと得られないと思っていたのですが、認識を変えてくれた一枚です。同じHHの18"Orchestral Suspendedなんか、案外薄目のCrash Ride的なサウンドを持っているかもしれませんね。落ち着いた響きの一枚です。
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    2008.05.27記
 
  • Old HH: 18"Crash Ride/1st Generation
  • この18"Crash Rideは、日本に輸入されはじめの、本当に初期の一枚ですね。プリントロゴも今より小さいですし、表面にはトレードマークはプリントされていません。このシンバル、今では大切な一枚ですが、買い求めた当初は、どうもイメージしていた音と違っていたので、殆ど使うことがありませんでした。若い頃の耳には、暴れたサウンドのように聴こえていたのだと思います。その後、僕自身も歳をとり、ある日思い立って使ってみたら、これがとてもいい。枯れた味わいもあり、最高の一枚になりました。後に知ることになりましたが、伝説のカナダK.Zildjian直系だったんですね。ハンマリングの感じも、今のHHとは多少違うかな、という印象です。他にも入手しておけばよかった・・・。
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    2008.06.25記
 
  • HH: 20"Medium Heavy Ride/Brilliant Finish
  • A.ZildjianのMedium Rideと比較して、もう少しドライでピングの立つシンバルが欲しくて選んだのが、このHH20"Medium Heavy Ride/Brilliant Finishです。数年前までは、本当にこればっかり使っていました。落ち着いたサウンドが好みになってきた、今の僕の耳で改めて聞いてみると、若干、硬いかなぁ、という印象ですが、よく通るピング音が魅力の一枚ですね。優しいタッチで叩くよりも、ある程度のパワーをかけて叩いてやったほうが、ピング音とシンバル自体のサスティーンのバランスがいいようです。パワフルな一枚です。
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    2009.09.27記
 
  • HH: 20"Jazz Ride
  • A.Zildjian Vintageシンバルを集めるようになり、落ち着いたサウンドのシンバルには事欠かない状態になってきました。そんな中で、もう少しモダンな響きのシンバルが欲しくなってきました。そこで試してみたのが、この20"Jazz Ride他数枚のシンバルです。20"HHX Manhattan Jazz Rideとこのシンバルを競合させてどちらかを買い求めよう、と思っていたのですが、どちらも捨てがたく・・・。SABIANのRideシンバルの中では、結構ピッチが低い部類に入ると思います。明るいピング音と、ダークな響きが程良くブレンドされているところが気に入りました。シンバル自体の個体差もあるようですが、出会ったシンバルのピッチが、自分の好みに合っていたのもラッキーでしたね。薄いシンバルなので、シンバルレガートを刻んでいるとシンバルがたわわにうねっているのが目に見えます。タッチの違いが、そのまま音色の違いに反映されているようです。その点、気の抜けないシンバルですね。
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    2009.09.27記
 
  • Old HH: 20"Medium Ride/2nd Generation
  • 40代以降、僕のシンバル音色趣味は、落ち着いたトーン、枯れたサウンド、低いピッチ、に向かっています。ZildjianならKシリーズやK.Custom、SABIANならHHやHHXですね。カノウプスで見つけたこのSABIAN.HH.20"Medium Rideは、スタンプの形状から見て、おそらく2nd Generationのものです。時期的にはE.A.K.Zildjianの頃とかぶるでしょうか。カナダK直系のサウンドはまろやかで落ち着いたトーンを持っています。80年代後半のものとしても、生産されてから既に25年近く経っています。音色的にも角が取れて相当にこなれている、という印象です。基本的に現行のHHシリーズと同じ流れの上にある楽器ですが、やはり経年変化が音色にも表れていると思います。すでに持っていたHH20"Jazz Rideや20"Jack Dejhonette Encore Ride、OldのHH18"Crash Rideとの相性もいいようです。さて、こうなると1st Generationか2nd GenerationのHH Medium Hi-Hatが欲しいところです。所有しているSABIANのHi-Hat、AA14"Regular HatsやAAX13"Studio Hats、HHX14"Manhattan Jazz Hatsは、どうも馴染まない感じがしてしまいます。どこかで出物に出会わないかなぁ、出来れば安価で・・・。
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    2010.09.19記
 
  • Old HH: 14"Hi-Hats/2nd Generation
  • Old HH 1st Generationの18"Crash Ride、Old HH 2nd Generationの20"Medium Ride、HH 3rd Generationの16"Orchestral Suspendedと揃ってくると、Hi-Hatも落ち着いたサウンドのものに食指が動いてしまいます。しばらくHHX 14"Manhattan Jazz HatsやAA 14"Regular Hatsを使っていましたが、どう聴いてもカラリとし過ぎていたり明るくクリア過ぎたり、と、まぁ、「隣の芝生は綺麗に見える」状態になってしまいました。そんな折り、偶然とあるオークションで出会ったのが、このHH 2nd Generationの14"Hi-Hatsです。いわゆる中古の割には非常に状態の良いシンバルで、まだ少々若さの残ったサウンドと言えるかもしれません。早速あるレコーディングで使ってみたのですが、ねらい通り、上記のHH系シンバル群とのマッチングはバッチリでした。チック音も落ち着いているし、フット・ハットのサウンドも暖かく、トータルなサウンド自体に重量感もあるし。踏んだ時のかみ合わせは深い感じがします。この感じ、以前どこかで経験したことあるなぁ、と考えていたら、そう、ZildjianのA.Custom.Hi-Hatを使っていた時です。やはりかみ合わせが深いな、と思っていたんですが、それにとっても似ています。さて、カップ裏のサインはありません。上記2nd Generationの20"Medium Rideにもカップ裏のサインがありません。2nd Gen.のHHにはみんなカップ裏のサインが無いのか、それとも僕の手許にある二枚が、たまたま消えているのか、真相は判りませんが・・・。いずれにせよ、素晴らしいシンバルと出会えたことを喜んでいます。
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    2010.10.10記
 
  • updatedHH: 14"Dark Hats/4th Generation
  • 慣れ、とは恐ろしいものです。HH 2nd Generationの14"Hi-Hatsを手に入れた頃、それはもう有頂天でした。これぞ理想のサウンド、と思ったものですし、実際、今でも大変お気に入りのシンバルです。でも、でもね・・・、ピッチが高い・・・。使い込んでシーズニングされてゆけばピッチも落ち着いてゆくと思いますが・・・。それにちょっと硬質のトーンが突出する時もある・・・。これもまた、シーズニングで落ち着くとは思うのですが・・・。ちょっとダーク系のハイハットがあったらなぁ、等と浮気心を胸に秘していたら、カノウプスでみつけちゃいました、14"のDark Hats、それも4th Generationモデルです。ウェイトはMedium ThinのTopにMediumのBottom。上記のHH Hi-HatsはMediumのTopにMediumのBottomなのでトップが少し軽いんですね。だからかみ合わせやチック音に柔らかさが感じられる。Manhattan Jazz Hatsのそれは、LightのTopにMediumのBottomなので、こちらに比すればトップが重い。なのでハット全体のトーンに落ち着きや小気味よいタイトさもある。つまり、トーンの面では両者の中間に位置している印象ですね。でも、ピッチは一番低い。試奏させてもらったら、もの凄く耳馴染みがいいんです。落ち着いたトーン、低めのピッチ、柔らかいタッチとサウンド。一発で気に入ってしまいました。自持ちのOld HH 2nd Generationの20"Medium Ride、20"Jack Dejhonette Encore Rideとも組み合わせて試奏させてもらったのですが、相性もいい。それにそこそこお手頃価格だったものですから・・・。そんな顛末でやってきたのが、このハットです。明日、早速パーカッションセットに組み込んで使ってみようと思います。どんな表情を見せてくれるかな・・・?
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    2011.09.15記
 
  • HHX: 16"Manhattan Jazz Crash
  • AAXの16"Studio Crashの対抗馬としての位置付けでしょうか。ピッチは低めなので、落ち着いたサウンドです。キラキラ感ではStudio Crashに軍配が上がりますが、響き全体としての品格は、このManhattan Jazz Crashのほうが上だと思います。それに、叩いた後、ほんの一瞬タイムラグがあって、音がフワッと膨らんでくる感じ、別の言い方をすれば遠くから鳴ってくる感じがします。フルクラッシュしない時のサウンドが絶品なんですね。鳴らしすぎない時の音が実にいい。ここ、相当に気に入っています。ソフトなタッチでも充分にクラッシュサウンドとして成立するんです。同じコトをStudio Crashでやると、もっと金属的な高倍音が気になるところですが、このシンバルは、その部分が落ち着いているんですね。
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    2010.06.08記
 
  • HHX: 20"Manhattan Jazz Ride
  • AAXの20"Studio Rideが気に入っていて、Jazzの現場でよく使っていたのですが、もう少し響きの落ち着いたシンバル、それもVintage的な枯れサウンドではなくて、モダンの響きでピッチの低いシンバルを、ということで買い求めたのが、このシンバルです。ちょと不思議なピング音を持っていますね。叩き手の位置で聴くと、それなりに響きは豊かなのですが、ちょっと離れて聴くと、途端にドライな感じになります。響きそのものがその場に止まっている感じですね。クラッシュサウンドも程良く、ダイナミクスのコントロールも付けやすいという印象です。サウンドの傾向としてはAAX Studio Rideと同じ方向を向いていると思いますが、段違いにピッチが低く、響きもダークです。フロント側で聴くと、それほど気にはならないかもしれませんが、音色的に膨らみのピークが案外浅いところにあって、調子に乗って叩いていると、手許側での聴覚上はオーバープレイ気味になるような感じがします。鳴り自体はコントロールされているのですが、案外ダイナミクスコントロールが難しいという印象ですね。
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    2010.06.08記
 
  • HHX: 14"Manhattan Jazz Hats
  • AAの14"Regular Hats、AAXの13"Studio Hatsとそれぞれのキャラクターで使い分けていましたが、どうもそれでは飽き足らない部分が出て来てきてしまいました。14"の表現力とStudio Hatsの軽快さ、それでいて軽すぎず重すぎず、というサウンドが欲しくなってきた、ということなんですね。たまたまカノウプスでこのHHX 14"Manhattan Jazz Hatsを試してみたところ、なんだかいい感じです。HH 18"Crash Rideとも、AAX 20"Studio Rideとも相性はいいようです。こうして2007年頃、我が家の仲間入りをしたのが、このハイハットです。軽くて柔らかく、その上オーバートーンにならず、しかもハイ成分も生きている、というシンバルです。このハイ成分なんですが、このハイハット単体で聞くと、物凄く耳につきます。特にフットハイハットで合わせた時ですね。でも、これが他のシンバルと混ざったり、バンドの中に入ったりすると、なんともまろやかに緩和されるんです。これが不思議。その上、ハイ部分が完全に無くなっているわけではないので、軽く踏んでやるだけでも、柔らかくてキレのある、有る意味矛盾したサウンドを出すことが出来ます。VAULTシリーズやLEGACYシリーズが、そのカナダ銅の持つハイ成分をなんとかコントロールすることで、柔らかくてダークな音色を模索していることを思うと、このManhattan Jazz Hatsは、いかにもSABIANらしさのある、バランスのいいシンバルだと思います。
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    2010.06.08記
 
  • Signature: 20"Jack Dejhonette Encore Ride
  • 僕のシンバル歴の中で、2007年1月現在、これが最もドライなシンバルです。中古品を買ったのですが、気に入っています。ドライなんですが、ドライ過ぎない。コツコツした音なんですが、程良いサスティーンを持っている。ピッチも高すぎない。充分なシンバルだと思います。デッドな箱だと厳しいところもあるでしょうが、それでも手に入れた甲斐のあるシンバルだと思います。これとHH 20"Jazz Ride、HHX 20"Manhattan Jazz Ride、それにHHX 14"Manhattan Jazz Hatsを組み合わせると、A.Zildjianとは全く趣の違う、モダンな響きになります。
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    2010.06.08記