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私とWizardry
やっぱり付き合うのやめた。
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そもそもアニメージュ付録の
「ナウシカゲームブック」がはじまりでした。
「巨人兵をよみがえらせる企みを阻止する」
という目的で、あっちのページへ飛んだり
こっちのページへ飛んだり。
要するにゲームブックなんですが、これが初体験!
なんて面白いんだ!と感動してしまったのだ。
結局、巨人兵の目覚めを阻止できなかったが
(をいをい、感動したわりには途中でなげるのか?)
好奇心が「ほかのゲームブックを読んでみたい」
と私を動かし、本屋さんへ!
このときたまたま手にしたのが「バルサスの要塞」。
予備知識なんて何もなかった。
しかし、これがビンゴ。この後の私の人生を
狂わせてしまったのだ(笑)。
知る人ぞ知る「ファイティングファンタジー」シリーズ。
イアン・リビングストンとスティーブ・ジャクソンが
中心となって展開されたシリーズの2作目が
「バルサス〜」だったのだ。
これはむちゃくちゃ面白くて、後にも先にも私は
最高傑作ではないかと思っている。
そんなわけでファンタジーに
どっぷり漬かってしまったのであった。
そして、知りたがりの私は関連図書を買いあさり
「ファイティングファンタジー」の向こう側に
「ダンジョンズ&ドラゴンズ」なる
ろーる・ぷれいんぐ・げーむ
が見え隠れするようになった。
当然「それって、なんぢゃらホイ」と思う私であった。
そんなとき「ダンジョンズ&ドラゴンズ(D&D)」を
実際にプレイする機会ができた。中学生のころ。
「カオティック?ローフル?」とか
わけの分からないまま、テーブルトークに
さわり程度だが触れることができた。
「おもしろいぢゃないかーD&D!」
ひ弱なボクが、屈強な戦士に変わってしまうのだ。
ロール・プレイングとはすなわち
「役割を演じること」。俳優さんのようなモンです。
想像力を膨らませれば人間以外にもなれるゾ
「トラベラー」で宇宙を渡り
「クトゥルフの呼び声」で発狂(笑)し・・・
おお、RPGはなんてすごいんだ。
パソコンゲームには古くからRPGはありましたが
私たちの世界はファミコンがすべて。
ファミコン初のRPG「ドラクエ」に
私なんぞ歓喜しましたね。早く来い来い発売日。
でも・・・
「こんなのRPGじゃない!」私は叫んだものです。
「なんで城の周りをクルクル回らないといけないんだ!」
「なんで野っパラでスライムに遭遇するんだ!」
――そして、そこには――
屈強な戦士のはずが、
やっぱりひ弱なボクがいた。
「すぐ死ぬぢゃないか!」
日本人にこれがRPGだと誤解されては困るなぁ。
と、憂慮していたものだが、いまでは「ドラクエ」が
RPGの代名詞となり、FFVIIは米国でもバカ当たり!
和製RPGも市民権を得てしまったか、なんて
喜んでいいんだか悪いんだか。
Might&MagicVII製作スタッフの声を拝聴すると
「(RPGとして)FFVIIのような戦闘を・・・」とか
「Diabloは厳密にはRPGではないが・・・」とか
言っている。Diabloは遊んだことはないが
ネットワークプレイでは、初心者を狙った
「辻斬り」が現れるサイトもあるという。
イベントとは関係なく、キャラクタを
「演じて」いるわけで、これがロール・プレイング
なわけ。ま、実際テーブルトークで
こんなプレーヤキャラクタがいたら
ひんしゅく以上の何者でもないが(笑)。
一方、ドラクエ型RPGといえば、
イベントは飛ばすことができず一方通行。
ようするにオリエンテーリングなんだな。
もはや、米国人でさえ認識が逆転している。悲しい。
そもそもWizardryが悪いのだ!(やっとWizardryの名が出た)
周知のとおりドラクエはWizardryから生まれた。
不条理きわまりないモンスターの出現。
「なんでこんな狭い迷宮でこんなでかい奴が!?」
人を食ったようなその無意味なイベントの数々。
「このアイテムは結局何のためのものだったんだ?」
こんなものを手本としたんじゃぁ仕方ないな。
でも、このこんなものに、不覚にもハマってしまった。
もうWizardryの虜といっていいだろう。
何故なんだ?ただ戦うだけのゲームじゃないか。
自分に言い聞かせてみる―――ダメ。
ファミコン版のシナリオ1からの参戦なので
ほかの冒険者よりおくれをとっていた。
(注>ほかの冒険者=パソコン版のゲーマーのこと)
まるでそのおくれを取り戻すかのように
迷宮探索に没頭する毎日。
扉を蹴り開けてはモンスターを叩き、宝箱。
そんな折、ちょっとばかり強くなって、いきがって
迷宮の奥へ奥へと突き進み「DEAD」。
しかたない、カント寺院につれてって―――「LOST」。
「なんですと?」
狐につままれたとは、まさにこのことだ。
気づいたらWizardry大好き人間になっていた。
高校生のとき。理由は今でも分からない。