
七五三の晴れ着を着た子どもたちを、街で見かけるようになった。もうそんな季節なのだな、と、しみじみ思った やはり、晴れ着を着た子どもの横には、和装のお母様がいらっしゃる。晴れ着の子どもたちも和装のお母様も、足元には草履がある。しかしこの草履産業、まさにいま、存亡の危機に直面している 東京都は草履産業について、「伝統工芸品産業に指定するには、条件を満たしていない」として拒絶している。しかし草履産業それ自体が、都の規定はどうあろうと、すでに伝統工芸品ではないのか。草履工の平均年齢を考えれば、早晩産業そのものが、国内では立ちゆかなくなる危険性が目に見えている 西陣織にせよ大島紬にせよ、やはり和装産業全体が斜陽産業となりつつある。そのようなとき、和装産業と草履・花緒産業をセットにして、国内産業を守ることが政府の仕事のはずだ。それが不備であれば、自治体が奮闘せねば、意味がないではないか せっかくの七五三の晴れ着、子どもたちがあと何年着られるのだろう?

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