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この建物は鉄筋コンクリート造5階建てで、貸店舗と10戸の賃貸住戸、オーナー住戸からなる店舗共同住宅です。全住戸の居室から前面にある大公園を望むことができます。オーナー住戸は4階と5階のメゾネットタイプとなります。
不整形な敷地の空間は立体パズルを解くような設計作業を経て最大限の有効利用がなされています。建設資材高騰の影響を受け、プランの見直しや仕様変更に相当な時間が費やされましたが、工事見積りは多数の建設会社が参加したことで価格の調整が可能となり、コストを抑えることができました。
この建物は敷地の有効利用を優先しているため、特殊な形状の構造となっています。そのため、通常の建築確認審査の他に第三者機関での「構造計算適合性判定」の審査を受けています。
構造計算適合性判定制度とは、耐震偽装事件の教訓として、建築確認申請を厳格に審査するため、構造審査で新たに設けられた制度です。審査の期間が長くなることや提出する資料が多くなることから、設計者としてはできれば避けたい方法ですが、有効利用を優先するメリットの大きさから、審査を受ける設計方法が選択され実施されました。
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